訪問介護を開業するのに、介護職員基礎研修課程修了者の資格は必要ですか?
お答えします。
訪問介護を開業するためには、
- 管理者
- サービス提供責任者(以下、サ責)
- 訪問介護員
の3つの職種について、定められた資格要件と配置基準を満たさなければなりません。
次の訪問介護の人員基準をご覧いただくとお分りいただけるように、必ずしも介護職員基礎研修課程修了者の資格がないといけないということはありません。
訪問介護事業の人員基準
しかし、介護職員基礎研修課程修了者の資格があれば、サービス提供責任者(以下、サ責)と訪問介護員の両方の資格要件を満たすことができます。
さらに、介護職員基礎研修課程修了者がサービス提供責任者の場合、次の「サービス提供責任者配置減算」の対象にはなりません。
サービス提供責任者配置減算
もし、サービス提供責任者がヘルパー2級の資格しか持っていないと、介護報酬が10%減算されます。
これが、サービス提供責任者配置減算です。
しかし、減算対象は介護職員初任者研修課程修了者(介護職員基礎研修課程、旧訪問介護員1級課程修了者は除く)とされ、介護職員基礎研修課程修了者をサービス提供責任者として配置しても10%減算の対象にはなりません。
10%の報酬減算は大きいことから、介護職員基礎研修課程修了者は介護報酬の面からも重要視されます。
新しくなった介護人材キャリアパス(ご参考)
2012年度末で、介護職員基礎研修は終了し、2013年度より介護資格制度が新しくなり、「介護福祉士養成のための実務者研修(介護福祉士実務者研修)」に改められました。
ただし、今までに基礎研修を修了された方は、そのまま訪問介護を行うことはできます。
研修が改編された背景は、高齢化の深刻化により、より良い介護サービスを安定して提供すること、またその人材確保と資質向上が必要になってきたためです。
介護福祉士実務者研修は450時間で、社会福祉制度、認知症・障害の理解、医療の知識、介護技術、介護過程、痰の吸引、経管栄養など幅広い利用者に対する基本的な介護サービススキルを学びます。
新しい研修・資格体系(ご参考)
たとえば、ヘルパー2級は初任者研修に移行されましたが、追加で320時間の研修を修了すると、実務者研修修了者の資格を取得することができます。
アイ・ヘルパースクールのHPより
介護事業相談実績213件、介護・福祉関係顧問先44社(平成25年10日1日現在)
- 月額顧問料(消費税別)
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